
「天国の本屋」シリーズの第2作です。
結婚詐欺を続けては失敗している、「三流詐欺師」のイズミは、アロハシャツの変なおじさんに連れられて、ある老人の家にヘルパーとして通うことを依頼される。
とんでもない偏屈でイヤミばかりの「いけず」(ごめんなさい、これ大阪弁ですか?)な老人の家でのヘルパーの仕事は大変。でも、高額な報酬を頭のなかの電光掲示板にちかちか点灯させて、何とか頑張るイズミ。
でもそんな毎日は意外にもイズミにとって楽しいものだった・・・。
もう定番、って感じですね。おだやかにとても心地よく読み進められます。設定に少し無理があるかなぁ、と思うところもないではなかったですが、全体の優しい雰囲気がいいです。タイトルの「うつしいろ」というのも美しい言葉です。
「待つ」ことの辛さ、「待ち続けること」の真剣な思いに心うたれました。
誰にでも「いつまでも待っているもの、待ち続けていたいもの」ってあるのかもしれないです。
この本の次作が「恋火」なんですよね。その次ってあるのでしょうか?
うちの次男もこのシリーズお気に入りです。