「加納くん、お久しぶりです」
うわ~~、自分から言っちゃいました、局長さん。
加納によって正体が明かされる場面、どう表現するんだろうと思っていたら、こうきましたか~
「一世一代の大芝居」をうつつもりだった近藤。
でも、やっぱり近藤はまっすぐで、まっすぐで、とことんまっすぐで・・・・取り繕ったり、装ったり、偽ることのできない人なんですね。
どうしてあそこで、自分から名乗ったのか・・?
加納の顔を見て、もうだめだと悟った、加納の逡巡をおもんばかり、加納の苦しみを和らげようとした、いろんな解釈があるでしょう。でも、私は、かつて一緒だった同志の顔を見て、単純に、もうただただ単純に、「お久しぶりです」という挨拶の言葉が出たのではないかと・・・。そんな風に思いたい。一瞬ほころんだ局長の微笑がとても優しかった・・・。
はっきり言って甘いです。実際は自分の師である伊東を闇討ちにした近藤を、加納が憎んでいないわけがない。官軍にいる彼が、あそこでああいう態度をとれたわけがない。実際は「こいつは近藤に違いありません」と意気揚々と宣言したにちがいない。今までのドラマや小説の解釈はそうでした。事実それが実際のところでしょう。有馬との会話にしろ、こんな甘い展開であったわけがない・・・でも、いいんです。甘甘でいいんです。一年間、ずっとこの近藤を見守り続けてきた私たちだけが、きっとこの展開を受け入れられるのでしょう。はっきり言える。この場面こそ、近藤らしさが際立っていました。本当に良かった。三谷さん、ありがとう。
冒頭の五兵衛新田の場面、土方が釣りをしていて近所の村娘に色目をつかうシーンがありましたが、あれ、本当にそれに近い話が残っているようです。手元にある本に、『訓練の合間に土方歳三が綾瀬川でひとりのんびりと釣りを楽しむ姿が時折見られ、村の娘が「いい男だっぺ。あんな男と一晩寝て見てえ」と騒いだ』と書いてありました。
近藤と土方の今生の別れ・・・・。こんな日がやってくるなんて、辛い辛い。本編後に流山の風景が映し出されて、それだけで切なくなりましたよ。
そして、来週の予告、香取くんの顔、凄かったですね。もう、神々しささえ感じました。